ヤジリンが好きだ

次のニコリの「どっさり」であったり、はたまたペンパ本になったりと、今現在絶賛大注目のパズルといえばヤジリンなわけです。
遊び方はこちら→http://www.nikoli.co.jp/puzzles/28/
それじゃあいっちょ作ったるか、と、腕まくりして完成させた問題があるとして、さて、みなさま清書ってどうしてます?
ペンシルボックス(ペンパボックス)と答えたあなた。ぼくもそうです。握手握手。ただ、そんなあなたには以下の文章はあまり役に立たないかも知れません。つまり、今からヤジリンをネタにペンシルボックス(以下これに統一)の紹介をしようかなと思うのです。
ペンシルボックスはめりりんさん作成のペンシルパズルエディタです(http://pencilbox.sourceforge.jp/)。フリーソフトです。オープンソースであったりします。詳しい使用法はヘルプを参照していただくとして、これでヤジリンを作ると、どんな外観になるか見ていただきましょうか。

参考までに、まいなすよんがExcelで作ってみた問題図も載せておきます。

正直、Excelで作ったもののなにがいかんのって気はします。でも、ペンシルボックスで作ったほうがバランスが良いような気がしません? なお、[ファイル]→[画像保存]で保存すると、

こうなります。

見栄えの問題もありますが、ペンシルボックスの便利な機能は[正答判定]です。ペンシルボックスはエディタなので(という理由かは知りませんが)自動解答の機能はついていません。というわけで解くのは自分で解かなくてはならないのですが、解いた後、[編集]→[正答判定]とすると、下の図のように間違いを検出してくれます。

それがどうした? とお思いの方もいるかもですが、これが便利なのです。9×9とかだとすぐ判りますけど、20×36ぐらいになると気がつかないうちに数字と黒マスが合っていないことがあるのですよ。特に、入れても入れなくてもどっちでもいい数字がこれに陥りやすいです。んー、解りにくい表現ですね。

上の問題の赤枠の1のように、(この問題では、「そこに数字がある」という情報はなくてはいけませんが)数字自体は使わなくても解けるぜというのが、「入れても入れなくてもどっちでもいい数字」です。こういうのって適当に決めることが多いので、忘れやすいんですよ。そんな単純ミスを防ぐことができます。

こんなとこですかね。実際使っている人に対しては言わずもがななことばかりですが、この間会って話した作家さんがペンシルボックスの存在を知らなかったので、紹介してみました。

ところでちょっと別な話ですが、「入れても入れなくてもどっちでもいい数字」は、入れるべきではないという主張の人もいます。ただこれは、掘っていくには割に覚悟が要る話題です。某Cさんと某Tさんを呼んでくる必要もあるかもなので、今回は省略。