http://pzv.jp/p.html?sudoku/9/9/g58h437g9h78i16h23i87k42h42i15h91k34i12h53i67h4g153h86g
数独が好きだ、というタイトルですが、今回は、数独が好きかどうかよくわからん、という人へ向けてのお話です。
数独の基本手筋のひとつとして、太線で区切られたブロック内で、数字がどこに入るかを考えるというものがあります。
図で示しました。線上のマスにはもう「1」が入らないので、ブロック内に1が入りうるマスは〇のマスのみです。
これより、〇のマスに1が入るとわかる、という筋道です。
ニコリのホームページの数独の項目でも、詳しく説明されています。(https://www.nikoli.co.jp/ja/puzzles/sudoku/)
名前をつけておくと便利なので、ニコリ出版物などでは「ブロッケン」と名付けられていますね。
「その理屈はわかる。が、どこに適用すればいいのか見つけられないのだ」
というお悩みが考えられます。それの解決の手助けができないものかしら、というのが今回の本題です。
とはいえ、わたくしにも画期的なアイデアの持ち合わせがあるわけではないのです。
本質的には、「たくさん解いて、どういうところが決まりやすいか感覚をつかんで下さい」という説明しかできません。
馴れた人に、どういうところが決まりやすいか、と問うと、こんな答えが返ってきたりします。
「作者の意図を読むのだ」とか
「数独の気持ちになって考えるのだ」とか。
下手に具体的に答えてしまって、その後の数独の楽しみ方が偏るようだといけない、という意味で誠実な答えではあります。
ですがまあ、目的も目的ですし、もう少し具体的な解答にチャレンジしてみましょう。
「この問題に関して限定すれば」
「1から9へと順番に」
「左上のブロックから横方向へ、右下に向かって解かれたがっています」
はい、具体的に数独の気持ちを代弁してみました。
もう少し説明を加えると、
「まず1を全部決定してほしい」
「1が全部決定したら、その後に2を全部決定してほしい」
「この要領で、順番に9まで決定してほしい」
「同じ数字を考えているときには、まず左上のブロックを見て、次にその右隣、次にその右隣を見てほしい」
「右端にたどりついたら、今度は1段降りて、また左から順に見ていってほしい」
ということです。
どうでしょう。もう、「この数独はどこに手筋を適用されたがっているか」を迷うことはないと思うのですが。
ところで、これを頭に入れて解き進めていくうちに、「あれ? 順番に進めなくとも、決まりやすいところがあるぞ?」と気づくこともあるかもしれません。そうなれば、しめたもの。
手助けがなくとも、どこを見ればいいか、の感覚が身についてきた証拠だといえましょう。
まあ、数独の要望には沿わないかもしれませんが、心配ありません。この数独さんは人間ができているのです。
あなたの成長を、喜び9割、寂しさ1割の複雑な笑顔で見守ってくれることでしょう。
とはいえ1問で効果がでるかというと疑わしく、ここは同趣向の問題を10問ほど並べるってものでしょう。
そう思ってはいるのですが、意外と意図したように組み上げるのは難しく、1問で挫折してしまいました。
問題集形式にするのはまたの機会(あるのか?)にして、本日はこの辺で失礼します。