オモパが好きだ

今年のオモパは今年のうちにとのことなので、117号のオモパの寸感など。

『セレクト式』 意外と、というと失礼ですが、意外と解き味が良かったのでびっくり。とはいえこれは作者さんの腕かも知れませんね。スージーコーナーが残っていればそこに直行でOKというレベルと思うのですがいかがでしょうか。
個人的には、パズルとしてはともかく、現状のセレクトワーズの表現形式は最適ではないんじゃないかなーと漠然と思っているので、そこは追わなくてもいいんじゃないでしょうかと思います。

『島国』 マネキンゲートの改作と言われてみればそうですね。言われなければ気づきませんでした。
数字なしでも充分面白い問題が作れると思うのですが、数字の入った部屋が肝になった問題がいかに面白くなるかが勝負でしょう。
期待大。

『のりどこ』 黒マスに自由度が増えた分、黒どこよりは入り口の手筋が狭まったような。ある程度盤面が発展してくると、「海苔」が上手く利いて、細かな技が使えて面白いです。易しい問題だと真価が発揮できないのじゃないかしら。

『ヘビで分けるんじゃ』 人が分かれているのが見にくいように思う。今回初登場のパズルで一番奥が深そうなのはこれなんじゃないかって気がするのですけどいかがでしょう。

『若葉マークさおり』 解き味を軽くするためには交差を外したいところですが、交差を外すと右折ができなくなるので痛し痒しですな。タイトルが素晴らしいと思います。これを素材にしたパズルが出てきた時に「さおり系」と呼ぶのは少々抵抗がありますが。

復習組は軽く。『ひとりリバーシ』と『スラローム』は、相変わらずオジサンにはよくわかりません。単にぼくが「順番」というのが苦手なだけじゃないかという噂もあります。わからないなりに、『スラローム』の二点の変更は改良だとは思います。『バーンズ』は順調に育っているようで嬉しいですね。

まいなすよんの製作状況は『島国』、『のりどこ』、『バーンズ』、『クリーク』各2問づつの8問。締切が年明けなんで多少増えるかも。松の内は酒が入っているだろうから提出し忘れないようにしないと。

来年も面白いパズルに出逢えますように。