オモパが好きだ

ニコリ146号オモパコーナーの感想です。
今回はおさらい5作に新作2作。さくっとさらっと行ってみましょう。


ざくざくだんご
ぽやっとした進行が魅力だと思うのですが、構成要素の種類が少ないので、ここをこうしたい、という作者の意図が見えずらいかもしれないですね。まー受け取られようはコントロール次第でしょう。個人的には、黒丸で壁を作る方向を試しているのですが、なかなか採用されません。


四足問題
調節が利きやすくていいですね。具体的には、先読みの回数を制御することが現実的なので、難易度がうまいこと振り分けられそうです。まあそこまで考えて作らなくともという感はありますが。


ペイントイコジ
大きなブロックを作りやすくなるので、大きい盤面の方が楽しそうです。探すのが面倒な可能性もありますが、サーチの範囲を少なくする工夫はできるはずなので、可能性をつぶす方向で作るってものでしょう多分。


四角スライダー
比較的四角が少ない盤面にしたほうが、動きが出ていいかなーと思っていましたが、2番の問題を見るとそうとばかりも言えなさそうですね。あと、やはり初期配置の四角と移動後の四角が紛らわしいことは困ったもんだと思います。原稿では、初期配置を丸印(さとがえりの形式)で送ったのですが、その表記は採用されませんでした。


ぬりめいず
このサイズでもまだ狭い感があるのは伸びしろがありそうで良いですな。盤面を大きくした時に、寄り道するかしないかの議論が見にくくならないかは気になるところですが、ある程度局所的な判定もできるでしょうおそらく。


黒どっち
黒マスの決まり方が独特で良いですね。矢印がないということも情報になるというか、なってしまうので、後から不用意に黒マスを決めようとすると意図した解き筋が潰れてしまったりしますな。新しいパズルなので、たとえそうだとしても面白く解けると予想しますが。


縦横無陣
処理が難しいルールをうまくまとめましたという印象です。直接要素を決めに行く方法が限られるので、仕上げるのにややテクニックが要るかも。その分、完成した問題は独特な味わいになっていると思います。



ということで以上。今回なんだか感想を書くのが難しかったなーとちょっと思わなくもない私でありましたとさ。