オモパが好きだ

ニコリ147号オモパコーナーの感想です。
今回は新作2作におさらい5作。夏の暑さに負けずに、いってみましょう。



かくれミノ
形優先の考え方は楽しいですね。別解なしに仕上げるには、それなりにきつい制約の構造にしなければならないかなーと思っていましたが、割と調整が利くルールになっています。裏返しOKはちょっと作成段階で見逃しが発生しやすくなるかもしれません。解きやすくなるのは現行なのでこっちがいいと私は思います。


流れるループ
向き付けループに対して、方向に意味があるというのは意外に新しい感覚でいいですね。向きの逆回り方向について考慮する必要があると、ちょっと難易度が上がり気味でしょうか。ループを狭い範囲で処理しようとしてもできないこともあるので、盤面は大きいほうが楽しそうです。


黒どっち
ひとつの記号の影響範囲が大きくなりがちで、その組み合わせで盤面を埋めていきますので、技巧の冴えが必要になりますね。掲載されている問題はさすがクリアしていると思います。問題ごとの特色を出すのがちょっと難しいかも知れないですね。


四足問題
気持ちよく決まる部分と、考えさせる部分を混在させることがしやすく、起伏を設計しやすいルールになっています。特に、難所をうまく他から切り離すことができるので、作者の意図する道に導きやすいのが利点ではなかろうかと。


ざくざくだんご
掲載が続いていますが、まだまだどんなパズルか共通認識ができてない(んじゃないでしょうか)なところが魅力ですね。普段、作成してない人が作りやすいってのはとてもいいことです。


縦横無陣
細かい議論をつなげていくことができて良いですね。この見た目だと、線を伸ばす方向にルールを構成したくなると思うのですが、そうしなかったことが功を奏していると思います。


ぬりめいず
もう作者さんたちがルールを手の内に入れた感がありますな。といって限界が見えているというわけでもなく期待大です。もうひとつふたつ新しい光景が見られそうですね。



ということで今回はこんなで。