オモパが好きだ

 ニコリ137号がこの世には存在しているのでは? という噂も飛び交う昨今、実はぼくの手元にもニコリ137号があったりします。こんな時期にニコリ136号の話もなーなどと躊躇したりはしないぼくなのですが、次号の掲載パズルを知りつつ「次号が楽しみですね!」とか書くのはちょっとアレかなと思ったり。まあその辺はノリで押し通しますので、読んで下さる間は大人の心を持っていただくということでひとつよろしく。
 ということでニコリ136号オモパのページの感想です。


さしがね
 作る時の感覚が違うと、解く時の印象がかなり変わると思うのですがどうでしょう。ぼくの場合は端からすうっと伸びてぐいっと曲がってかしゃかしゃ決まっていくぜ! な感覚なのですが、L字をぽこぽこ当てはめていくような作る感覚もあるかなと思ったり。いろんな人がいろんな思惑を持って作るのはいいですね、次号が楽しみですね!


リングリング
 さくっと解けていいですねー。疲れている時にはこういうパズルも欲しくなります。10×10もいいのですが、ルールが判りやすい利点、一マスの情報量がそう多くなくていい利点を生かして、もうオモパのコーナー内でも大きくしてみるのはいかがでしょうか。1ページに25×25が2題載ってるぜわっしょしょいのしょーいとか。次号が楽しみですね!


よせなべ
 びょーんと伸びる矢印が気持ちいいですねー。とはいうもののぼくはそれを意識しすぎなのか、ちょっと苦手なんですけど。対称配置とかはあきらめた方がいいのかなあ。でもうまい人はうまいですもんね。みなさんの問題をもっと解いて勉強したいです。次号が楽しみですね!


ヤジタタミ
 見た目よりも作りやすいですよー、いやまー収束を付けるのはそこそこ難儀ですけどー。調子に乗って大きな数字を最初っからばしばし入れて、最後のほうの調整に苦しんで苦しんで、おっ、これじゃねー! と切り抜けることができれば却ってより印象的なパズルになるんじゃないかと思うがいかがなものか。次号が楽しみですね!


カプセルプレース
 「おどろくなかれ」の改作としてみると、非常に成立させやすくなりましたね。まだちょっと勝手に決まってしまう部分が多い気がしますけど。内側へ内側に入っていく感じで解けていきがちなのはぼくの腕が未熟なだけでしょう。未熟でないあなたの問題が載っている、次号が楽しみですね!


クロスカウンター
 タイトルは交差が活躍してループがどうとかかなっと思ってしまいますが、意外や意外分割系。液体を撹拌して発生した泡が、くっついたり小さなままだったりで液面を覆いつくすみたいなイメージでした。盤面が大きいほうがきっと面白くなりますよね、次号が楽しみですね!


るっくえあ
 ルール4面白いですねー。提示されてみるとすごく面白いですが、よくこのルールをパズルの形に落とし込もうと試みることができるものです。素晴らしい! 今回掲載されているのは、このサイズでも面白い問題に仕上がっていると思いますが、やはり10×10くらいの問題を解いてみたいですね、次号が楽しみですね!


球(キュー)ストン
 「ザ・球おとし」の改作、ではないですね。京谷さんすごいなあ…… 矢印は矢印を邪魔するけど見通しは邪魔しないとか、意外に採用しにくい発想なのじゃないかしら。また、作ってみると見た目よりいろいろなことができたりします。おお、こんな手筋もあるのか、という発見の楽しみが味わえるのではないでしょうか、次号が楽しみですね!



ということで予定調和は人類の文化ですよ! 次号が楽しみですね!