オモパが好きだ

ニコリ150号オモパコーナーの感想ですってよ。
今回は新作4作におさらい3作。ルールの長さと、おさらいの問題数が揃っている感じなのでこの配分ですかね。さらっといってみましょー。


流れるループ
すっかり顔馴染みになりましたね。細部のテクニックと全体構成の方向からの進歩がうまいこと咬み合っているのではないでしょうか。ルールとしての能力はもちろんですが、長く生き残っている故という部分もあるかな。今後は、十字に風の吹いている箇所の活用度合いに注目かと思ってますがどんなもんでしょう。


かずのりのへや
影響する範囲がそれほど大きくないルールの組み合わせなので、作者がどういうバランスで採用して展開するかで、個々の問題のイメージががらりと変わります。受け手としてはバラエティに富んだ問題が並ぶほうが楽しいですけども、どうなりますか。


イチヨンループ
区切られた狭い領域での制約が予想外に厳しいので、ヒントを削ってもそれなりに成立したりします。その辺の調整が難しいですね。成立するかしないかという、ある意味判りやすい基準を採用できる場所ではないので。個人的には例題横の「線の引き方」のエリアがキュートで好印象です。


かずひも
縦横さんほどではないですが、細部を決めにいく手段がない(開発されてないだけ?)ので、一歩進んだ手筋を埋め込んだつもりでも、別解つぶしで一緒につぶれてしまう印象です。数字がさくさくと決まるのが楽しいのはルールがシンプルが故の利点でよいですね。初見の印象は、新波及効果からの発展かなと思いました。


デイリループ
全マス通過ルールは強力なので、少しだけの先読みと組み合わせると広い部屋がざくざくと決まります。これはちょっと取り扱いの難しい甘い果実だなーと思って、今、本誌を見返したら、(安)さんの最終行のコメントに気づきましたとさ。そこに配慮しないで投稿しちまったぜ。


双頭竜の視力回復
あははー、どこから思いついたんだ(いろいろと)。私は早々に緻密な制御というものを諦めました。気持ちよく決まる矢印の配置を設定して、破綻を気にしないで埋めていって、最初から解き直して破綻の原因を取り除いてーの繰り返しな感じ。いいんだけどいいのかなあははー。マアさかのぶさん原作だからいいのかアハハ。


ホシはお前だ!
応援作の作成時に時間が足りなくて、少々消化不良だったりしてます。解いた時には気づかなかった面白い状況がぼろぼろ出てきて、それをうまく問題に落とし込めなかったなあと。原因は、私が、「情報が無効になる」ルールを扱いかねることが多いからだと思いますが。他の方がオモパのコーナーを念頭においてどういう問題作りをしたのか、今から楽しみです。


というわけであまりさらっとはいきませんでしたってよ。