オモパとカックロが好きだ

ニコリ150号の自作コメントです。

自宅のネットワーク環境の不調でいつもより遅くなりました。
とぼけて、なしにしちゃってもいいっちゃいいのですが、ま軽い感じで。


流れるループ3
なにやら定食の風格を備えてきたような。最初は風のルールの占める大きさがややアンバランスではないかなーと思ってましたがそんなことはなかった模様です。この問題に関しては、空間を効率的に埋める手法を入れてみたつもりですけどテーマというほどでもないですね。


かずのりのへや4
こちらはまだまだ、ルールを個々の問題に落とし込んでいくだけで自然に楽しくなる状況かと思います。自作もそんな感じ。数字の出し方が作者の裁量に任される部分が大きいので、今後はそれ次第という気がしてます。


カックロ15
カックロ特集のトリですよおくさん。
適当なことを言うと、解き筋の部分のテクニックだったり演出上のテクニックだったり時間経過の上でのテクニックだったりを重層的に織り込んで、しかもバランスを損なわずに仕上げた自信作。一般的な言葉で言うなら好きに作りましたまる。


ということで以上。

オモパが好きだ

ニコリ149号オモパコーナーの感想ですな。
全体として、表記されているルールから直接導き出せないというか、慣れると「こういう事態は起きないんだね」ってのが判ってくるパズルが多いような気が。そういう流行とかあるんでしょうか。あるんでしょうね。
今回は新作5作におさらい3作。さくさくいってみましょー。


縦横さん
名称変更して二軍への昇格ですぱちぱち。私としてはお膳立てが大変というか、目新しい解き筋はあるものの、それを成立させるための準備を自然に配置するのがなかなか難しい印象ではあります。私以外が上達しているので満を持しての桧舞台ということなのでしょう。


流れるループ
交差オッケーのループ、リンクたちと並ぶと、急速に解き易く感じてくるのは不思議なものですね。今回は「なるべく風源が2箇所以上に利く」を隠しテーマにしてみました。ま、なるべくですけど。


ループだぴょん、へやだぴょん
ぽーんぽーんと線が伸びるので、交差向きありループにしては決め易い感触です。その分、ループそのもののありようが(改良しても)見にくいように感じてしまうのですがみなさまいかがなもんでしょう。個人的にはルール自体の洗練よりは問題作りの洗練に期待したいです。というかルールは合流させちゃってもいいのでは。


右まわり
私は地図が読めないほうなので、初見時はなかなか難儀しました。道がS字形にならないことに気をつければ、個人的には飛躍的に解き易くなりました。最終確認のためにペンで道をたどっていると、ペン先がくるくると回って楽しかったりもします。


イチヨンループ
最初に書きましたけど、表面に見えずらい制約が強いので、表出数字でのゆらぎが少なくてもがしがし決まりますね。細かい制御が利かないという意味では、ラインで縛ってしまうというのはひとつの割り切り方なのかもしれません。8=4+4=1+1+1+1+1+1+1+1が4+1+1+1+1にもなればより良いんですけどねー。高望みしすぎでしょうか。ところでちなみに、私はこのパズル、今回一押しです。


マグプレ
新鮮な頭の使い方をするので良いですな。いっそのことルールをさらに複雑にして、引き寄せや反発で2次元的に移動しちゃわないようなら、現行ルールに反する配置でもいいってことにする手は、まあ、なさそうですか。


かずのりのへや
マグプレと対照的に、人工的なルールが印象的ですね。初見では入り方のパターンが少ないかなと思ってましたが、というか実際少ないのかも知れないのですが、現状気にならないですね。境界の数字でかなり強力に制御できるので、作者の計算がダイレクトに解き味に利きそうです。


ということで今回はこんなで。今年も楽しいパズルに出会えますように。

オモパと余計文字クロスと書き取りスケルトンが好きだ

ニコリ149号の自作の話ー。
まいなすよん作はオモパ1問に文字もの2問、いいペースよきペース。以下軽くコメント。


流れるループ4
盤面を大きくすると、やはりもろもろ手段が使いやすくなって良いです。えらいもんで何度か掲載されていると、理解しやすいルールと思えてきますね。閉領域への線の出し入れでのあれこれを見やすく設計することもそろそろできる感じではないかなーと勝手に思ってます。


余計文字クロス3
広めな展開を活用してみました。なんというか視線の移動というよりは面積的な感触の広め。その辺で頑張った分、こんな単語ないよね議論を多めに使う印象かもしれません。いや余字クロの理詰め偏重に関してはいろいろあるらしいですが私は語る任には……(投げ出す)


書き取りスケルトン1
軽い紛れを入れてみましたが、解いている流れでちゃっとスルーできてしまうかもしれないですね。このサイズならばそれもまた良きかなと。そこ以外には特に趣向もないです。読み→漢字変換は素直に選択したかな。それもいうほどのことではないですね。


ということで今回はここまで。たぶん今年もここまで。2015年もすぐそこまで。ちょっと考えたけど落ちが思いつかずこまるで。(投げ出す)

ましゅが好きだ

みなさんこんにちは。ご存知の方もいらっしゃいましょうが、まいなすよんといいます。よろしくお願いします。
教務課から連絡がありましたが、本日の、「パズルで愛を伝えよう特論第二」は、C先生の急な出張により休講になりました。そこで、演習のTAを勤める私が、この教室を借りて、公開の自主ゼミという形で発表させていただきます。単位には関係ありませんし、講義や演習とは少しずれた話になりますので、無理に聴講していただくことはないです。睡眠学習でもかまいませんが、私語などはつつしむようにね。
また、前期必修科目の「ニコリ概論第一」の知識を説明なしで用いるところもありますが、本質的なところでは使いませんので、興味があれば後から調べてください。


さて、では始めます。スクリーンをご覧ください。
まずは境界条件を設定しましょう。田中真奈美さん。キュートですね、声優さんです。この方にお熱な少年の存在を仮定します。
恋する少年はステキな女性の名前を書くだけで幸せです。以下敬称は略しますのでよろしくお願いします。







そのうち漢字だけではなく別の書き方もしたくなりますよね








片仮名、英語、その他外国語で書きたくなる場合もあるかと思いますが、それ以外にも、モールス符号で書きたくなったりもしますよね。書きたくなったりもするんです。恋する少年はしょうがない。


た −・
な ・−・
か ・−・・
ま −・・−
な ・−・
み ・・−・−


パズル学の視点でこの表を見ると、−を黒真珠に、・を白真珠に置き換えたくなってきます。ここは厳密に言うと飛躍があります。ちょっと学部のレベルを超えるので、疑問がありましたら後で質問に来てください。


た ●○
な ○●○
か ○●○○
ま ●○○●
な ○●○
み ○○●○●


さて、これを方眼紙に展開してみましょう。

ここまでくれば、これをましゅの問題として完成させるのは容易ですね。一応、上下三列に触らないようにして、たとえばこんな仕上がりになります。

ぱずぷれにリンク

これで、少年の恋心が自然にましゅの問題に結実することが示されましたね。ぱちぱち。ここまでくると我々にできることは、少年の思いがうまいこと落ち着くことを祈ることだけです。優しく見守ることにしましょう。
以上で今回の発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。なにか質問などあれば。


はい、そこの君。ふむ、なるほど。「その方法で愛が伝わるとは思えないのですが」と。なるほど、いい質問ですね! さすがC先生の教えは確かです。
確かにその部分は自明ではないです。とはいうもののこの学問はまだまだ新しい分野なので、各研究者が手当たり次第に自分の信じることを検討しているというのが現状なんですね。ですから正直なところ、あなたの質問にきっちりとは答えられません。その視点はとても重要ですので、今後とも大事にして学んでいってください。


それで一応いいですか。では次は端の席の君。ほう、「なぜ対象が田村ゆかりさんではないのですか」と。なるほど、いい質問ですね! なんで私の専門を把握してるんです? まあいいですけど。
今回の発表はあくまでサンプルで、実在の人物、発表者とは一切関係ないというのが公式の回答なのですが、まあ、たむらゆかりさんをモールス符号で書いてみると、単純な長さのバランスとして、ましゅの問題に仕上げるのは難しいことが判ります。やろうと思えばいろいろな方法はありますが学部のレベルを越える部分もありますので、もしご興味があれば通常の自主ゼミを聞きにきて下さい。学生室の前の掲示板に日程が掲示されますので。


みんな熱心ですね。あと質問は君だけかな。ではどうぞ。ほう、ふむ、「愛を伝えようと銘打っておいて、単に上辺の「な」の部分での、最後のちょっと気の利いた決まり方を発表したかっただけなんじゃないですか」と。ああ、なるほど、いい質問ですね! いい質問ですが微に入りすぎじゃないですか?
最初の質問とも関係しますが、パズルで愛を伝えることとパズルへの愛を伝えることの境界は時として曖昧になってしまいます。今回の発表内容でも、もしかしたらその誤りに足を踏み入れてしまっているのかも知れません。とはいうものの、私個人の研究テーマは手段としてのパズルと目的としてのパズルの関係というものですので、そこは興味深い研究課題であることは確かですね。


ということで時間です。みなさんご参加ありがとうございました。私とは次の演習でまたお会いしましょう。

(念のための注意ですが、以上の与太は実在のパズル学とはまったく関係ありません)

クロスワードが好きだ

ニコリ刊「いろいろクロスワード2」の1番の問題に採用していただきました!
twitterでもいろいろ書いてます。



でまあ、特に付け加えることもないのですけど、ある歌手さんの曲とぼやかしているところを書いておこうかなと。神楽坂ゆかさんのdokidoki☆πパインです。

この曲の中に演者とファンが円周率を合唱で暗唱するところがあって、その関係でテーマにしてしまおうという魂胆でした。

一応、というか極力、クロスワードの内容と曲の内容は切り離すようにしてあります。私自身が「いつのまにか作者だけが合点しているテーマのパズルを解かされていた」というのにあまりいい気がしないのでという理由によります。まこの辺いろいろとご意見はあるかと思います。

ということで、そこそこ無理のあるテーマをなんとか違和感なくまとめようと努力した結果、易しくなったのなら良かったなあというお話でしたまる。

オモパが好きだ

ニコリ148号オモパコーナーの感想ですよ。
ニュースとしては、ヘルゴルフのサプライズ昇格もありました。今後が楽しみですね。
今回は新作4作におさらい4作。さっそくいってみましょー。



ぬりめいず
さくさく解けて展開が多いのがとても良いですね。個人的には、「オレもお前(盤面)も頑張ったなあ」的な問題を作りやすい手筋が開発されると、いっそう飛躍が期待できる気がします。単純に難しいとはちょっと違うのですが。


縦横無陣
作成中に、箱を切るタイミングに結構迷います。大胆な部屋割りが次の一手でしょうか。今回の4番はその方向ですね。


流れるループ
それなりに解釈の難しいルールかなと思っていたのですが、結果、広く受け入れられたというのは素敵ですね。地の矢印と風の矢印の数のバランスがキモかと思っています。地の矢印を増やした方が制御しやすいですが、このルールだと風を吹かせたいですよねやっぱり。


ざくざくだんご
安定のざくざくだんごですね。育てるならもうすでにオモパコーナーではないような気もしないでもないです。


ダンゴファイブ
数値を導入したことで、それなりに別解の出やすい配置でも処理できるようになりましたね。2−3とかで調子に乗ってどっちにしても論法をがんがん入れたりすると、さすがに別解つぶしに手を焼いたりします。いや私のことですけど。


ループだぴょん
この数字は必ず通る、が自然に浮かぶ手筋が多くなるとよさそうですね。現状慣れていないと、出て行く矢印と入ってくる矢印が混乱してしまったりします。解く方の性能の問題ですけどね。もう少し情報を削って判りやすくする方向もなくはないかな……


へやなわ4、へやなわ8
あまり使わない鉛筆の動きがあって良いですね。部屋を大きくしたり形を変えたりして、別解の危険は増えるかもですがパターン数が増える利点が得られるのは期待かなあと。


ということで今回はこんなで。

カナオレが好きだ

久々にカナオレ。二期が楽しみですね。

カナオレのルールはこちら→(http://www.nikoli.co.jp/ja/puzzles/kanaore.html)

20141003130343

分割にあんまりこだわらなかったので、先読みも常識範囲で解きやすくできてるんじゃないかなと。

テキストバージョンは以下に。

カナオレ アニメ「きんいろモザイク」サブタイトルじゃ

+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖  ‖  ‖  ‖9 ‖  ‖  ‖  ‖  ‖19 ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖4 ‖  ‖  ‖  ‖11 ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖15 ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖1 ‖  ‖  ‖7 ‖10 ‖  ‖14 ‖16 ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖2 ‖5 ‖  ‖8 ‖  ‖12 ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖6 ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖17 ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖3 ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖13 ‖  ‖  ‖18 ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖
+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+

1 ↑ ふしぎのくにの

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3 → どんな
4 → ともだち
5 → できるかな

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9 → きんのかれん

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