オモパが好きだ

ニコリ149号オモパコーナーの感想ですな。
全体として、表記されているルールから直接導き出せないというか、慣れると「こういう事態は起きないんだね」ってのが判ってくるパズルが多いような気が。そういう流行とかあるんでしょうか。あるんでしょうね。
今回は新作5作におさらい3作。さくさくいってみましょー。


縦横さん
名称変更して二軍への昇格ですぱちぱち。私としてはお膳立てが大変というか、目新しい解き筋はあるものの、それを成立させるための準備を自然に配置するのがなかなか難しい印象ではあります。私以外が上達しているので満を持しての桧舞台ということなのでしょう。


流れるループ
交差オッケーのループ、リンクたちと並ぶと、急速に解き易く感じてくるのは不思議なものですね。今回は「なるべく風源が2箇所以上に利く」を隠しテーマにしてみました。ま、なるべくですけど。


ループだぴょん、へやだぴょん
ぽーんぽーんと線が伸びるので、交差向きありループにしては決め易い感触です。その分、ループそのもののありようが(改良しても)見にくいように感じてしまうのですがみなさまいかがなもんでしょう。個人的にはルール自体の洗練よりは問題作りの洗練に期待したいです。というかルールは合流させちゃってもいいのでは。


右まわり
私は地図が読めないほうなので、初見時はなかなか難儀しました。道がS字形にならないことに気をつければ、個人的には飛躍的に解き易くなりました。最終確認のためにペンで道をたどっていると、ペン先がくるくると回って楽しかったりもします。


イチヨンループ
最初に書きましたけど、表面に見えずらい制約が強いので、表出数字でのゆらぎが少なくてもがしがし決まりますね。細かい制御が利かないという意味では、ラインで縛ってしまうというのはひとつの割り切り方なのかもしれません。8=4+4=1+1+1+1+1+1+1+1が4+1+1+1+1にもなればより良いんですけどねー。高望みしすぎでしょうか。ところでちなみに、私はこのパズル、今回一押しです。


マグプレ
新鮮な頭の使い方をするので良いですな。いっそのことルールをさらに複雑にして、引き寄せや反発で2次元的に移動しちゃわないようなら、現行ルールに反する配置でもいいってことにする手は、まあ、なさそうですか。


かずのりのへや
マグプレと対照的に、人工的なルールが印象的ですね。初見では入り方のパターンが少ないかなと思ってましたが、というか実際少ないのかも知れないのですが、現状気にならないですね。境界の数字でかなり強力に制御できるので、作者の計算がダイレクトに解き味に利きそうです。


ということで今回はこんなで。今年も楽しいパズルに出会えますように。